第10期全国人民代表大会(全人代)第3回会議は9日午前、北京・人民大会堂で第3回全体会議を開き、全人代常務委員会の呉邦国委員長が同委員会の活動報告を行った。
呉委員長はこの1年間の法律制定活動について「常務委員会は計33件の法律や法解釈、法律関係問題の決定の草案を審議して、25件を可決。任期内に中国の特色ある社会主義的法体系を基本的に制定するという立法目標に向けて着実に歩み出した」と述べ、主な活動として次の3点を挙げた。
(1)第10期全人代第2回会議で憲法改正の立法手続きを順調に終えた後、憲法の学習と実行貫徹の活動を強化した。
(2)香港社会の政治制度発展問題において香港基本法の附属関連規定をめぐって異なる理解が存在した問題に対して、各方面から広く聞いた意見を基に、直ちに解釈と決定を行った。
(3)「台湾独立」分裂勢力による国家分裂に反対して押さえ込み、祖国の平和統一を促進し、台湾海峡地域の平和と安定を守り、国家主権と領土保全を守り、中華民族の根本的利益を守るため、反国家分裂法草案議案を審議、可決した。
「人民網日本語版」2005年3月10日
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