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最高人民法院院長、今年の司法活動の重点を報告

第10期全国人民代表大会(全人代)第3回会議は9日午前、北京・人民大会堂で第3回全体会議を開き、最高人民法院(最高裁)の肖揚院長が同法院活動報告を行った。肖院長は報告の中で、2005年の司法活動の重点として次の4点を挙げた。

(1)徹底した取り締まりの姿勢を堅持し、国家の安全や社会の治安に深刻な危害を及ぼした犯罪に対して法に基づき厳しく処罰する。通貨偽造、密輸、金融詐欺、付加価値税専用領収書の偽造発行、模倣品の製造と販売に対して法に基づき厳しく処罰する。重大な事故に関する犯罪を法に基づき厳しく処罰する。汚職、贈収賄、公金流用などの犯罪を法に基づき厳しく処罰する。国防利益に危害を及ぼす犯罪を法に基づき厳しく処罰する。賭博およびインターネット利用犯罪を厳しく処罰する。

(2)公有制経済と非公有制経済の共同発展を法に基づき保障し、統一的で、公平で、競争があり、秩序がある市場経済秩序を守る。

(3)公共財産と公民の合法的私有財産を守り、企業の再編や破産などの案件を法に基づき審理し、国有資産流失を防ぎ、従業員の合法的権益を適切に保障する。農村における土地収用や都市における家屋の立ち退きと取り壊しをめぐる紛争を法に基づき処理し、農民と都市住民の合法的権益を保護する。

(4)民事裁判当事者が判決に従うよう努め、力強い措置を取り、当事者が判決に従わない案件を適切に解決する。

「人民網日本語版」2005年3月10日


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