遼寧省興城市の四家村企業集団有限公司取り締り役の張文成代表は村の共産党支部書記を担当してすでに32年になるが、全国人民代表大会の代表になってからもすでにまる20年。今次五カ年計画(2006~2010年)に組み入れられた新農村の建設について、次のように熱をこめて語った。 わたしたちの四家村は早くから名実相伴う小康(ややゆとりのある)村となっていた。四家村企業集団は傘下に13社の企業を擁し、2005年には2.7億元の生産額を創出し、税込み利潤は2700万元に達し、一人当たりの収入は5000元を上回るものとなった。四家村は遼寧省で最初の農家のすべてに電話のある村、最初の有線テレビ放映システムをとりつけた村、最初の農民の負担減を実施した村、最初の就学助成金と奨学金を支給する村・・・となった。 社会主義の新農村を建設する最初の任務は農村の発展を促すことである。張代表が持っているグラビアでは四家村の歴史はこのように記録されている。1970年代の一人当たりの収入はわずか46元で、村全体の借入金が13万元もあり、食べる食糧や生活に使うお金は全部借金でまかなっていた、というこの一帯ではよく知られていた貧困村であった。 農民の資質の向上は農村発展を保障するものとなる。農村の幹部と共産党員や一般の農民の資質を向上させるために、張代表の所属する党支部は毎年の農閑期を上手に利用している。彼らは1985年から毎年連続農民たちのために職業教育や法律の講座、農業技術の学習を企画し組織し、村の工場も従業員のためにトレーニングクラスをつくり、村民全体の資質の向上に努めてきた。農民たちに収穫した食糧を売ったあとに、たのしく学習に打ち込ませることにした。現在、四家村はまた遼寧省で初めてのコンピュータ村づくりにとりかかっており、インターネットを利用して外部の世界やより多くの情報を知ることを奨励するため、パソコンを購入する農家に半額を補助することにしている。 張代表はまた共産党員が有能な者になることを奨励している。「私たちは毎年勤勉に働いて豊かになった模範、科学技術によって豊かになった模範、円満な家庭の模範、法律順守の模範を選び、先進者を表彰している。農村の共産党支部も数多くの一般の人たちの根本的利益を代表しているので、大いに正しい気風を発揚し、新しい気風を醸成して、人々に向上心をもたせなければならない、と語った。 「チャイナネット」2006/03/09
|