代表と委員、日本外相の中国内政干渉に反発

北京で開催中の全国人民代表大会(全人代)と政治協商会議(政協)年次会議に参加している全人代代表と政協委員は10日、日本の麻生外相が中国内政に著しく干渉した発言を強く非難した。

麻生外相は9日、台湾問題に触れた際、台湾を「一つの国家」と称し、日本と台湾は「二国間関係」を保つべきだと述べた。

これに対して、全人代の王躍勝代表は、「台湾問題と歴史問題は中日関係において重要な基盤である」との考えを示した上で、「日本は両国間の三つの政治文書で台湾問題について約束をしている。麻生外相の発言は明らかにその内容に背き、両国関係の政治的基盤を損なった」と指摘した。

また、龍超雲政協委員らも、麻生外相が台湾を「国家」と証したことは非常に危険なことであると述べ、このような発言は両国関係の改善や台湾海峡の安定に不利なだけでなく、アジア太平洋及び世界の安定にもマイナスであると強調した。さらに、低迷している中日関係の責任は日本にあることを麻生外相ははっきりと認識すべきであると述べた。

「CRI」より2006/03/12


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