3月8日15時、全国人民代表大会、全国政治協商会議の広報グループは人民大会堂一階の新聞発表ホールで記者会見を催し、中国農業部の尹成傑副部長、国家発展・改革委員会の杜鷹副主任、中国財政部の朱志剛副部長が社会主義の新農村の建設について内外の記者の質問に答えた。 質問:当面、わが国の農村部における生産と生活の条件は依然として低下している。農村部の生産、生活の条件を向上させるためにどんな具体的な措置をとるのか。 杜鷹副主任の答えは次の通り。 農民の生産、生活条件を改善し、農村部のインフラ整備を強化することは、社会主義の新農村建設の重要な内容の一つであり、中国政府が公共サービスの職能を履行する際に負わなければならない責任でもある。中国共産党中央委員会、国務院の「国のインフラ整備の重点を農村に移す」というトータルな要求に基づき、農業、農村、農民が直面している最も現実的な、最も差し迫った問題を十分に考慮に入れた上で、国家発展・改革委員会の関連部門は次の三つの面での投資とプロジェクトの整備を重点とした。 一、 農業の総合的な生産力を向上させること。食糧生産量の安定した増加および農民の収入の向上という目標を中心として、120億元を投下し、「種子プロジェクト」、「優良品質の食糧の産業プロジェクト」、「大型の灌漑エリアの用水節約ための改造プロジェクト」、「動物防疫システムの構築」などのプロジェクトをひきつづき強化する。 二、 農民の生産、生活の条件を改善すること。全力を尽くして「水、ガス、道路、電気」の改造を推し進める。(1)農村部の飲用水の安全。今年は40億元(2005年より倍増)を投下し、2000万の農村人口の飲用水の安全問題の解決を目指す。(2)農村部のエネルギー資源。2006年に25億元(2005年より1.5倍増)を投下し、250万世帯が利用するメタンガス池の建設の計画を練っている。(3)農村部の道路整備。今年は170億元を投下し、改造および新規建設する農村部の道路は18万キロ余となっている。(4)農村部の電力整備について、12億元(国債資金)を投下し、中部と西部の一部の農村の電力ネットワークを充実させることになっている。 三、 農村部の社会事業を推し進めること。60億余元の資金を投下し、農村部の教育、医療・衛生、文化などの事業の発展を加速させることになっている。 「チャイナネット」 2006年3月8日
|