対話などの外交手段を通じて世界をより合理的・民主的なものにするべき
李肇星外交部長は、カタールアルジャジーラテレビ局の記者の関連質問に答えた際、次のように述べた。
誰もが現在の政治秩序や経済秩序を含めた世界秩序がすでに完ぺきなものであると言うことはできない。われわれの課題は、全世界の人々の共通の利益に基づき、対話などの外交手段を通じて、相違を縮小させ、矛盾を解決し、共通点を拡大させ、この世界がより合理的・民主的なものになり、人々により多くの利益をもたらすよう期待している。
われわれは、いかなる事も2つの面があるという現実に冷静に対応するべきである。良い成果をあげた時、進歩があった時、われわれは今後かならず困難に遭い、また挑戦に直面することがあることについて心構えをしておかなければならない。
今や、一方で、政治の多極化、経済のグローバル化発展が進んでおり、一方では、多くの地域は安定しておらず、紛争が発生する可能性ひいては局部地域において戦争が起こる可能性さえある。経済秩序はまだ不合理で、南北のギャップはなお大きい。文化秩序も不合理で、ある国の文化が優れているものであるにもかかわらず、その他の国はこれについてあまり知らないこともある。これらの問題はわれわれの共同の努力で解決する必要がある。
「チャイナネット」2007年3月6日
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