中国の李肇星外交部長は6日、北京で行われた第10期全国人民代表大会(全人代)第5回会議の記者会見で、中国の中東問題に関する立場を再び表明した。
このなかで、李肇星外交部長は、「中国はイラク政府が情勢の安定、民族和解、国の再建のために払った努力を歓迎する。この過程で、国連がより重要な役割を果たすよう期待する。中国はイラクの再建のためにできるかぎりの援助を提供する」と語った。
パレスチナ・イスラエル問題に関して、「双方は人民の根本的な利益や地域の安定、平和の実現を前提に、国連の関連決議に基づいて食い違いを解決し、できるだけ早く平和的な共存を実現するべきだ」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より2007年3月7日