中国の李肇星外交部長は6日、中国は気候の変動問題を重視し、地球温暖化を解決するために貢献していきたいと語った。
李肇星外交部長は、当日開かれた第10期全国人民代表大会(全人代)第5回会議の記者会見で、「現在、中国の一人当たりの二酸化炭素の排出量はある大国の六分の一にも及ばず、そのうちの一部の排出は、経済のグローバル化や国際分業の結果によるものである。中国も気候変動がもたらすマイナスな影響を受けた発展途上国の一つなので、この問題を高度に重視している」と述べた。
李肇星外交部長はさらに、「現在、中国は持続可能な発展戦略を実行しており、十一期目の五カ年計画の中で温室ガスの排出をこれまでより20%削減するという具体的な目標を定めた。これは中国が地球温暖化問題を解決するために払った貢献といえるだろう」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より2007年3月7日