第10期全国人民代表大会第5回会議第3回全体会議会場
全人代常務委員会活動報告を行う全人代常務委員会の呉邦国委員長
呉邦国委員長の全人代常務委員会活動報告を聞き入る代表たち
3月11日午後3時、第10期全国人民代表大会(全人代)第5回会議は人民大会堂で第3回全体会議を開き、全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長の全国人民代表大会常務委員会活動報告を聴取した。呉邦国委員長は全人代常務委員会活動報告で、次のように述べた。
科学的・民主的原則に基づいた立法活動を
科学的・民主的原則に基づいた立法活動は、立法の質の向上にプラスとなり、この理念を立法活動の全プロセスに貫かれなければならない。 全人代常務委員会は今年、経済分野の立法活動の健全化をはかると同時に、社会分野の立法活動も強化していく。今年審議される法案は修正後の『民事訴訟法』、『刑事訴訟法』、『就業促進法』、『社会保険法』、『国有資産法』が含まれている。実用性をもち、民衆の願いをかなうため、立法過程では、書面によって意見を募るほか、直接各方面の意見をも聴取していく。また、民衆の実利にかかわる重要な法律草案は、社会に全文を公開する。これらの法律への意見における相違が大きい場合、立法検討会や公聴会などを通じて深く検討しなければならない。
全人代、今年の予算収支と経済活動に対する監督を強化
常務委員会は今年、予算収支と経済活動に対する監督や国民経済の発展状況に対する調査と分析を強化していく。常務委員会は、昨年発表された『5カ年計画』の実施状況に対する監督に重点を置き、国民経済のよりよい、より速い発展を促していく。同時に、予算収支のバランスを保ち、予算以外の所得を合理的に処理し、国債残高に対する管理を強化するよう関係各方面に求めていく。また、会計検査機構による活動の強化を支持し、不適切な問題を確実に解決することを関係者に求める。
「チャイナネット」2007年3月11日
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