第10期全国人民代表大会(全人代)第5回会議は11日午後に3回目の全体会議を開き、全人代常務委員会活動報告を受け、これを審議した。
報告を行った呉邦国・委員長は昨年の主要な活動について「科学的発展観を深く貫徹実施し、『第11次五カ年計画』の良好なスタートを切った1年」と表現。「常務委員会は第10期全人代第4回会議の精神に従い、党と国家の活動の大局をしっかりと押さえ、職責を真剣に履行し、各活動は新たな成果を上げ、小康社会(いくらかゆとりのある社会)の全面的な建設、社会主義調和社会の構築に新たな貢献を果たした」と強調した。
今年の主要課題については「党の第16期中央委員会第6回全体会議は、民主政治の発展、公民の権利の保障、社会事業の推進、社会保障の整備、社会組織の規範化、社会管理の強化などにおける法整備の必要性を明確に指摘した。これは全人代の立法活動に新たな要求を示したものだ」と指摘。「われわれは経済面の法整備を引き続き進めると同時に、社会面の法整備を強化し、社会主義調和社会の構築を法律面から力強く保障し、今期全人代の立法目標の達成を確保しなければならない」と強調した。
「人民網日本語版」2007年3月12日
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