第10期全国人民代表大会（全人代）第5回会議は13日午後に人民大会堂で第4回全体会議を開き、最高人民法院（最高裁判所）と最高人民検察院の各院長による活動報告を受けた。

▽肖揚・最高人民法院院長

最高人民法院は昨年、前年比14.77％増の計3668件を結審した。内訳は刑事405件、民事673件（訴訟総額151億元）、行政訴訟・国家賠償訴訟318件、地区間民事執行案件の調整・監督213件、再審申請2059件。地方各級人民法院での結審は同2.07％増の810万5007件だった。内訳は刑事第一審70万379件（被告88万9042人に判決）、民事第一審438万2407件（訴訟総額6827億8千万元）、行政訴訟第一審9万5052件、国家賠償訴訟2323件（賠償総額3484万元）、執行案件の処理214万9625件（執行総額3455億8千万元）、再審申請19万7468件。

▽賈春旺・最高人民検察院院長

全国の検察機関は昨年、刑事犯罪を法に基づき取締り、職務犯罪を踏み込んで摘発・防止し、訴訟活動に対する法的監督を強化し、検察の告訴・申し立てを強化し、摩擦や紛糾を積極的に緩和し、法執行の規範化を強化し、経済と社会の発展に良好な法治環境を作り上げた。各種刑事犯罪の容疑者89万1620人を逮捕し、99万9086人を公訴した。汚職や収賄などの職務犯罪3万3668件・4万41人を捜査・立件し、2万9966人を公訴した。大規模な職務犯罪1万8241件を立件した。職務犯罪の嫌疑ある県・処級以上の国家公務員2736人（庁・局級202人、省・部級6人）を捜査・立件した。今年度活動の主要任務は▽法律監督の職責を真摯に履行し、社会の調和と安定、公平と正義を守る▽寛大さと厳格さを合わせた刑事・司法政策を貫徹し、調和的な要素を最大限に増やす――ことだ。

「人民網日本語版」2007年3月14日