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中国の民主化プロセスが加速――代表・委員たちが語る中国式の民主

「私は14年間続けて政協委員に選ばれ、幸運にも10数年らい中国が着実に民主・法制度の整備の加速化を図る全過程をこの目で見てきた。この10数年は、人々の発言権が充分に尊重されるようになった時期である」、と劉栄漢全国政協委員は語った。

民主的な選挙、民主的な協議、この中国の国情に相応しい民主は、人々が国政に参与し、国の主人公となる民主的権利を保障している。全国政治協商会議第10期全国委員会第5回会議第4回全体会議で発言した際、陳漱渝委員は、民主的な選挙と民主的な協議はすでに我が国の相互補完的な民主のモデルであり、社会の公平を促進し、人々の利益を保障し、政府の政策決定をより理性的なものにするもので、より権威のある民主のモデルでもある。

全国人民代表大会の姜徳明代表は、今年の両大会には新しい風が吹き込まれていると感慨深く語っている。というのも、人民代表大会代表が問題提起や提案をする際は、「自らの所属する部門の利益」についての内容が少なくなり、より広い「人々の利益」についての内容が多くなっている。代表たちは自らの所属部門、業種だけでなく、身体障害者、出稼ぎ労働者、高齢者、低収入層などの社会の弱者たちをも代弁している。そのほか、審議・討論の際は単刀直入で、何に賛成し、何に反対すべきか、何を付け加え、何を修正すべきかなどについてはっきりと発言している。

全国人民代表大会代表、安徽省人民代表大会常務委員会の朱維芳副主任は、「ここ数年、我が国の民主・法制度の整備は非常に大きな進歩を遂げていると語った。これは主に、立法プロセスがさらに民主的ものとなり、例えば、『物権法』草案をめぐって、100回以上も座談会が開かれ、多くの論証会や審議活動も行われ、『労働契約法』草案も社会各界の意見を20万件近くも集めている。これらのオープンな立法プロセスは、民意の尊重、民衆のための立法という立法の理念が具現されている、としている。

朱維芳代表は、最高人民法院および最高検察院の活動報告でもっとも印象深いのは、我が国の司法制度の厳密性がさらに向上したことである。たとえば、最高人民法院の断固とした厳格なコントロール・慎重な死刑適用の方針の実施は、中華人民共和国の建国いらい、民主・法制度整備プロセスにおける大きな出来事の1つであるだけでなく、国の法制度整備の発展と進歩を促す上で極めて深遠な意義がある、と語っている。

全国人民代表大会代表、済南市人民代表大会常務委員会の段義主任は、昨年の全国人民代表大会常務委員会の立法活動は際立った成果が収められ、これまでの部門別立法の方式が改められ、透明度が一層向上し、法律案はすべてメディアなどさまざまな方法を通じて意見を募り、立法の確実性、実用性がより高いものとなっている。

湖南師範大学資源・環境科学学院院長の劉春平代表はまた、次のように述べている。

近年の我が国の立法プロセスは加速しており、法体系はさらに健全化されると同時に、立法プロセスも一層民主的で、科学的なものとなっている。これと同時に、民主監督の内容もさらに充実化されている。たとえば、湖南省人民代表大会による地方の幹部に対する業績評価は、一般の人々の意見をも充分に聴取しており、これらの幹部の業績評価レポートの3分1の文面はその長所や成績を肯定するもので、その他の3分の2は助言や人々が指摘したいたらぬ点などである。 

「チャイナネット」2007年3月15日



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