北京市人大代表、「抜き打ち視察」を実施へ
発信時間: 2007-11-27 | チャイナネット

北京市は市人民代表大会代表による視察活動について、実情をより正確に把握するために、さまざまな形式を取るべきだと定める。これは事前通告なしに市内各級の国家機関と関係単位を「抜き打ち」し、公然と、または秘密裏に視察できることを意味する。

北京市の第12期人民代表大会常務委員会・第39回会議で修正・可決された「北京市人民代表大会代表視察弁法」は、「全市のあらゆる組織と個人は代表の権利を尊重し、法に基づく代表職務の執行、法に基づく視察の実施を支持しなければならない」と明確に規定している。

さらに「視察はさまざまな形式を取り、異なる類型の単位に等しく考慮し、代表が状況を全面的かつ如実に把握する上で便利でなければならない」と規定。視察の「さまざまな形式」とは、公然の視察と秘密裏の視察の組み合わせ、事前通告なしの視察の強化も含むものとされている。

「弁法」は、視察を受ける単位の法的義務も明示している。市内各級の国家機関と関係単位は、代表による視察を受け入れる際、関係資料を提出し、状況を責任者がありのままに報告し、代表の意見に真剣に耳を傾け、代表からの質問に答えなければならない。

視察中に発見した問題の処理については「代表は視察中、被視察単位に建議・批判・意見を提出することはできるが、問題を直接処理してはならない。市の関係国家機関・組織による検討と処理が必要な問題については、関連規定に照らし、書面による建議・批判・意見を提出できる」としている。

「人民網日本語版」2007年11月27日

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