ここ数年来、中国は経済が急速な発展をとげ、国際的地位が絶えず上昇し、国際舞台でますます重要な役割を果たしている。中国の重要な地位と影響により、今後のその経済政策の動向、環境保全、製品品質と食品安全、政治体制の改革、社会と人民の生活の発展、外交政策など多くの問題は、グローバル化という大きな背景の下で自然と外国人記者があまねく興味を示すホットスポットとなっている。
これまでに海外の記者たちは中国の「両大会」に対し、往々にして「人事」、「人権問題」と「台湾問題」だけをとらえて放さず、「3分の取材、7分の推測」に頼って中国の「両大会」のニュースを報道することを常としていた。中国の改革開放に伴って、中国は世界経済発展の大潮流の中に融け込み、一方では中国の改革と発展の成果および世界への貢献を海外の記者たちは新しい目で見るようになっており、そのため、ホットスポットと焦点を選ぶ際に、視野がさらに広くなり、いっそう中国の国情をとらえることになった。他方では、中国は「両大会」の期間に海外の記者たちの取材のために大いに便宜をはかるとびらを開き、真実な中国を見てもらい、中国のエリートと一般の民衆と触れ合い、自ら中国の開放と進歩を感じ取ってもらうことになった。中国で30年以上も勉強し、仕事をしてきたある「中国通」は、「以前、地方から来た人民代表大会代表と政協委員を取材する際にはゲリラ戦のようであった」が、現在は、ますます多くの外国人記者が直接「両大会」の会場に入って取材することになった。これはメディア開放の特別な意義を具現しているだけでなく、1つの国としての改革と発展の過程で見せた政治文明と社会の進歩を反映するものである。
「チャイナネット」2008年3月3日