廖錫竜部長は「わが国の限定的な軍事力は完全に国家の独立・主権・領土保全を守るためのものであり、いかなる国の脅威にもならない」と指摘。08年の国防費の増加分の主要用途として次の4点を挙げた。
(1)国の統一的な所得分配政策に基づき、軍隊の手当・補助金制度を改善し、社会・経済発展や都市部住民の生活水準に見合った軍人の生活水準の向上を確保する。
(2)部隊の戦備・訓練の必要と物価上昇の現状に照らし、兵士の食費と将兵の生活に密接に関わる経費の基準を適切に引き上げ、教育・訓練費と燃料購入費を増額する。
(3)国境海防部隊と小規模・散在・僻地部隊の現実的困難を解決し、末端部隊の物質生活環境を改善する。
(4)情報化建設を強化し、設備構築費を適切に増額し、情報化社会における軍隊の防衛作戦能力を引き上げる。
「人民網日本語版」2008年3月6日