温家宝総理の政府活動報告に見る民生政策推進路線図
発信時間: 2008-03-08 | チャイナネット

未払い賃金の支払いから養老保険まで 農民工の権益が段階的に全面的保障へ

都市で働き、旧正月に農村に帰る。若い頃は工場で働き、老後は農村で過ごす。都市に貢献し、農村で保障――これが農民工層の長期にわたる生活状態であった。しかし近年、農民工はこれまでになく重視されるようになった。温家宝総理の政府活動報告に目を通すと、農民工の未払いのを完全に支払うことから始めることがわかる。

2006年には、農民工にふさわしい特色ある社会保障の方法を研究することが提起された。2007年には、農民工の労災や大病に医療保障活動を重点的に推進することが明確に要求されている。2008年の政府活動報告では農民工にふさわしい特色ある養老保険の法案を制定することを含む、積極的な農民工の居住条件の改善など一連の措置が提起された。

 

システム建設から制度建設へ 根本から大衆の医療システムを解決する

2003年の新型肺炎の流行の後、最も差し迫っていたのがシステム建設であった。2004年の政府活動報告では、三年で疾病予防コントロールと緊急治療システムを基本的に確立するよう努めると提起された。システム建設において、農村合作医療制度、医療救助制度、都市と町の労働者医療保険制度、医療体制改革など制度建設の歩調が速められた。

2008年の制度建設は新たに進展し、都市と町の住民の基本医療保険の試験的な実施が全国50%以上の都市に拡大し、農村では新しいタイプの農村合作医療制度が全面的に推進された。同時に、より掘り下げた医薬衛生体制改革の初歩的なプログラムが形成された。診察や治療が受けにくく、治療費が高すぎるといった問題は、根本から解決する見込みである。

「人民中国インターネット版」より2008年3月8日

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