全国政協委員、国務院「南水北調」プロジェクト建設委員会弁公室の寧遠副主任は9日、「南水北調」プロジェクトの北京―石家荘区間の工事がほぼ終了し、五輪前には河北省から北京に水が供給されると明らかにした。
寧遠副主任によると、五輪期間、河北省の3つのダムから北京へは、1秒間に約15~20立方メートの水が供給され、少なくとも10月までには2億立方メートルが供給される。また厳格な水質保障システムや応急マニュアルも作られているという。
今回の供給は五輪のためであり、「南水北調」の北京の水源地は、河北省ではなく湖北省である。「南水北調」プロジェクトが全て終われば、北京への水の供給量は年間、約10億立方メートルにも上り、水道水など様々な用途に使われる。コストはほぼ1トンあたり2元。
「チャイナネット」2008年3月10日