山東省の姜大明省長は3月9日、山東省代表団の対外開放グループ会議で、日本の記者の食品安全に関する質問にこう答えた。山東省は国際基準に基づいて生産しており、国の関係部門が行った山東省生産製品の検査でも問題は発見されず、山東省で生産される食品は安全である。
日本の記者が質問の時に引用した「中国はすでに日本向け食品の輸出を全面的に停止した」というこの情報について、姜省長は自分はこのような情報を一度も聞いたことはなく、山東省の政府や日本向け輸出企業にそのような報告をしたこともないと言い、次のように述べた。
貿易障壁が撤廃された後に現れる技術的障壁は、中国企業の生産にとって大きな発展の促進になる。ある日本のメディアが、山東省の2社の食品企業の関連データが基準を超えたと報道したが、山東省が国内の生産企業と日本で保存されていた食品の両方を検査した結果、問題は見つからなかった。日本のメディアに指摘された「問題企業」の2社は、それぞれ日本の独資企業と中日合弁企業で、生産過程においてこの2社は、一貫して日本側の要求に沿って生産していた。
山東省は食品輸出の「大省」である。そしてその輸出量は、全国の4分の1を上回り、日本向けの輸出量もかなり多い。ここ数年、全体的に見て山東省生産の輸出食品に問題は起こっていない。前日、温家宝総理が政府活動報告を行った際、中国の輸出製品は国際基準を満たし、輸出相手国の基準を満たさなければならないと語ったように、山東省はずっとこの方法で生産してきた。
国の第2回製品品質検査キャンペンが、去年9月、山東省で行われ、呉儀副総理や約20人の部長、数百人の食品安全関係者が、山東省生産の食品を全面的に検査した。しかしどんな問題も発見されず、山東省で生産されている食品は安全だと評価された。
「チャイナネット」2008年3月11日