楊潔チ外交部長:米国側とともに戦略経済対話を推進
発信時間: 2008-03-12 | チャイナネット

米国AP通信記者は、米国の大統領予備選挙で、中国の貿易の方法が米国の利益を損なうとしたり、中国の人権状況を批判したりする候補者についてどう考えるかと質問し、楊潔チ外交部長は以下のように述べた。

中米関係は全体的に安定しており、前に向かって発展している。中米貿易はここ最近、大きな発展を遂げており、これは両国のどちらにとっても有利である。

米国の対中貿易の赤字問題は、次の3つの原因が考えられる。1)経済のグローバル化と両国の貿易構造。2)中国の投資環境は魅力的で、多くの国の企業が中国に投資している。対米輸出製品の60%は、米国の企業を含む外資系企業および合弁企業が生産したもので、中国の対米輸出の中では米国側も利益を得ている。3)中国の対米貨物貿易は黒字だが、サービス貿易の面では、米国側が黒字である。もうひとつ言っておきたいのは、対中ハイテク製品の輸出制限は、米国の貿易赤字につながる。私たちとしては、米国からの輸入を増やしたい。実際、中国市場は、米国の輸出相手市場の中で成長がもっとも速い市場である。

私たちは、米国側と協議や協力を強化し、戦略経済対話やその他のメカニズムを発展させ、両国の貿易協力が両国国民にさらに多くの恩恵をもたらすよう願っている。

人権問題について強調したいのは、中国は平等と相互尊重の基礎の上で、米国と人権に関する対話を展開したいと望んでいることだ。私たちは、「冷戦」の考え方への固持や、イデオロギーによる線引き、人権問題上での対抗、二重基準、人権問題を利用して中国の内政を干渉することに断固として反対する。中国と米国の関係は重要な2国間関係であり、双方が長い目で両国の建設的な協力関係を推進するよう願っている。

「チャイナネット」2008年3月12日

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