身障者の踊り手、オリンピックのために踊りたい
発信時間: 2008-03-13 | チャイナネット

 

全国政協委員として選出された邰麗華さん
 
  中国身障者芸術団の踊り手であり、政協委員の邰麗華さんは3月4日、彼女とその芸術団が北京オリンピックと関係ある出演の準備を行っていると語った。

「私は今、自分のしていることを心から愛しています。世界中で、中国だけにこのような特別な身障者の芸術団体があり、私たちの特殊な芸術を、オリンピックの舞台で披露できることを願っています」と、手話通訳を通じて話す中国湖北省出身の邰麗華さん。かつてはアテネ・パラリンピックの閉幕式で『千手観音』を踊り、人々の心を揺さぶった。

12人の目あるいは耳の不自由な人たちが披露した踊り「千手観音」

邰麗華さんと一緒に仕事をしたことがある監督は、「今、一番、優れた聴覚言語障害の踊り手」であり、「身体の感覚と詩情は最高」と、邰麗華さんのことを称える。健康な体で表現することはでき、心の中の誠意のあるものを皆さんに見せることが出来るという邰麗華さんは、幼い頃に聴覚を失った。

手話で挨拶をしているところ

邰麗華さんは、今回初めて全国政協委員になった。政協委員には非常に重い責任があり、みんなが自分に示してくれた配慮も大きな支えだと、全国政協会議に出席した感想をこう話す。いくつかのメディアから取材があった時は、休み時間の時に限り、喜んで引き受けている。これはより多くの人たちに、身障者事業に関心を持ってもらうためだ。

人気のあるスポーツ選手が大好きで、小学生時代には長距離走が大好きだった邰麗華さん。忍耐力もあったという彼女はこう付け加える。「どれだけ遠くても、私はゴールまで走ることができました。私の意志はとても強いのです」

「チャイナネット」2008年3月13日

 

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