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農村を変えた三回の土地改革
発信時間: 2009-02-17 | チャイナネット

 

 (1)楡林村の変遷  

1947年、中国共産党中央工作委員会は河北省西柏坡で、全国土地会議を開き、土地改革について検討した。


北京市の東北にある順義区北小営鎮に、楡林という小さな農村がある。昔は茅葺きの農家が並び、道路はぬかるんで、牧童が牛や羊を追うという典型的な農村だった。しかしいまは、まっすぐな舗装道路が通じ、小型の乗用車やオート三輪が走っている。

レンガと瓦でつくられた農家は広く、整然としていて、門の脇の花壇には草花が植えられている。村民はクリーン・エネルギーを使っている。母屋の前庭にはソーラー湯沸かし器が設置され、道の街灯もソーラー・エネルギーが使われている。

村では医療・衛生や環境保護が重視されている。農村診療所や汚水処理場、ゴミ処理場がつくられている。また、村民が文化や娯楽を楽しむ文化ステーションや図書室、さらにレジャー施設や健康ジムもある。

1947年、「解放区」で、土地改革のため農地を測量する農民たち。


村の幹部の説明によると、現在の楡林村は都会と同じように、青年や壮年は北京郊外にあるビール工場や果汁工場に出勤したり、村営の縫製工場や段ボール工場で働いたり、自分で商店を開いたり、建築業や運送業をしたりしている。みな朝早くから夜遅くまで働いている。土日にならないと村に帰って来られない人もいる。

しかし春が巡ってくると、畑は青々と茂り、とくに1000ムー(1ムーは6.667アール)もあるサクランボ園とモモ園の花が咲くころは、一面に紅色に染まり、うっとりするほど美しい。

夏になると、サクランボが熟し、都会の人たちが次々と車でやってきて、観光したり、サクランボを摘んだりする。村民たちが新たに始めた「農家楽」観光(農家に泊まったり、農村の食事を楽しむレジャー)で、忙しくはなったがそれもまた楽しい。

農業や果樹、観光、労務提供などによる収入により、2007年の楡林村の一人当たりの収入は10522元に達した。楡林村は北京近郊では比較的豊かな村となった。

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