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どうして両会に注目が集まるか
発信時間: 2009-03-03 | チャイナネット

国内外の世論の重視度を見ると、両会(全人代と全国政協)への注目度はどんどん高まっている。この動きは中国の急成長や国際的な影響力に起因する。またその重要性や両会が絶えず改革を進めてきたことにも関係している。

両会は中国の窓口であり、中国に注目するなら両会抜きでは語れない。60年の継続的な発展を通じて、特に30年の改革開放を通じて、今日の中国は国内総生産(GDP)で世界3位、輸出入総額で世界2位、外貨準備高で世界トップに飛躍し、国際的な地位と影響力は日増しに高まっている。中国の発展と今後の動向が直接世界の経済情勢と政治局面に影響するという見方から、国際社会は中国の状況に感心を向けずにはいられない。そのため両会もまた世界が中国を見る重要な窓口となり、重要なプラットフォームとなるのは必然だ。

両会は中国国内の政治・経済・生活にとって大きな出来事で、多方面における重要な役割を担っている。第一に、各方面の意見を吸収し、各方面の知恵を集めて現行の法律と政策を改正・整備し、各方面の利益のバランスをとり、各方面の矛盾を和らげ、社会の調和と安定を促進する役割。第二に、人民代表大会の議案と政治協商会議の提案、代表と委員の呼びかけ・建議を通じて政治・経済・社会生活に存在する実際問題を解決する役割。第三に、両会を報道することで、実際の党と国家の大政方針の徹底した実施に向け、全国的なプロモーションを行う役割がある。

両会が開放的、実務的になるに従い、その情報量も年々増し、ニュースとしての価値も高まってきている。党と国の指導者が代表委員と共に国策を検討するのは、異なる地域や異なる立場の代表委員と互いに対話し、交流することで、視野を広げ、豊富な情報を得るためであり、メディアの取材・報道により多くの便宜を図り、窓口を広げるためでもある。この窓口を通じて人々は権威ある、信頼性のある、大量の確かな情報を得ることが出来る。

今年の両会は国際的な金融危機が世界を席捲している特殊な状況のもとで開催される。代表委員は中国がこの試練に立ち向かい、克服するための良策を指し示す重責を担っている。ここが今年の両会が格別に注目・期待されている点でもある。

「人民網日本語版」2009年3月3日

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