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温家宝総理の記者会見 |
発信時間: 2009-03-13 | チャイナネット |
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AT・香港の記者
金融危機対策(3)香港の国際金融センターの地位強化
亜洲電視(ATV・香港):総理は活動報告の中で、中央政府は全力で香港の国際金融センターとしての地位強化を支持し、澳門(マカオ)経済では適度に多様な発展を促すとしている。昨年末、中央政府は、珠江デルタ改革発展計画要綱を出し、香港と澳門の各界は、中央のこうした措置に大いに期待を寄せている。しかし金融危機はまだ広がっており、まだ底は見えない。香港と澳門は開放型経済体として、ますます大きなダメージを受けているが、香港と澳門への金融危機対策支援として中央はどんなプランがあるのだろうか。
温家宝総理:中央政府は、金融危機による香港と澳門の困難に関心を寄せており、活動報告ではいくつかの措置に言及したが、ここでさらに次ぎのことを強調したい。 香港は国際金融センターであり、金融安定の維持、国際金融センターとしての地位の保持は、金融危機を乗り越える上で最も重要なことである。これを実現するための措置としては、まず大陸部と香港との金融面における協力を強化することで、人民元決済の方案はすでに制定済みであり、国務院の批准を経た後、実施することになっている。 二つ目は香港と澳門にかかわる大陸部のインフラ施設建設を加速することだ。香港、珠海、澳門を跨ぐ大橋の融資問題はすでに解決し、各準備作業も急いで行われており、年内に着工することになっている。 三つ目は、年内に『経済貿易緊密化協定(CEPA)』の追加議定書に調印し、香港に向けて大陸部のサービス業をさらに開放する。 四つ目は、珠江デルタの改革と発展の長期計画を中央はすでに認可しており、この計画は、大陸部、香港、澳門のそれぞれの優位点を生かして協力を強化し、相互補完を強化できるとされている。 五つ目は、中央は澳門の適度で多様な経済発展をサポートするために、新たな措置を打ち出すことにしている。 香港と澳門はアジア金融危機に対応した経験があり、特別行政区政府の指導の下、香港と澳門の人々は金融危機に対応して困難を克服し、繁栄と安定を維持できる能力があると信じている。 最後に再び表明したいのは、祖国は永遠に香港と澳門の強い後ろ盾であり、香港と澳門の経済発展を強く支持していく。
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