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温家宝総理の記者会見 |
発信時間: 2009-03-13 | チャイナネット |
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「中国新聞社」記者
金融危機対策(5)財政リスクは制御可能なのか
「中国新聞社」:今年の中国の予算赤字は過去最高記録の9500億元に達し、地方予算も初めて2000億元の赤字となった。地方政府には大量の潜在債務があるが、その財政リスクは制御可能なのか。
温家宝総理:私は3点について回答する。 1つ目は、中国の財政赤字はまだコントロール可能な範囲内にあり、債務もまだ安全な水準にある。これは、われわれがここ数年取り組んできた赤字削減の成果だ。2003年の財政赤字は3198億で、GDPに占める比率は2.6%だった。しかし2008年には1800億に縮小し、GDPに占める比率も0.8%に激減した。また、2003年の国債発行額は1400億元だったが、2008年には300億元まで減少した。近年、経済の急成長により財政収入は増加し、われわれの赤字予算編成と債券発行にはまだ余裕がある。 二つ目は、われわれは積極的な財政政策の重要性を理解することが必要である。金融危機を克服する上で、最も直接的で、有力で、効果的な方法は財政資金の投入であり、早ければ早いほど良い。これにはもう一つの側面があり、経済の下降を阻止することにより経済は好転し、財政収入の増加にもつながる。これが、われわれの財政赤字問題に対する弁証法的見解である。 3つ目は、われわれは財政投入において2点に着目しなければならない。1、金融危機克服に最も重要で、最も緊迫している部分に財政投入すること。2、財政投入を通じてわれわれの子孫と後世に貴重な財産を残すこと。 財政運営において、われわれは必ず監督・管理を強化しなければならない。それには中央財政と地方財政も含まれ、その結果は一般に公表する。 |
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