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環保部、2010年排出削減目標を発表
発信時間: 2010-01-26 | チャイナネット

2010年全国環境保護工作会議が25日、開催された。同会議において、全国の環境汚染物質排出削減業務で顕著な効果が得られたことが明らかになった。大まかな推計によると、全国の化学的酸素要求量(COD)と二酸化硫黄(SO2)の排出量は209年も引き続き減少傾向を呈し、COD排出量は3.2%、SO2排出量は4.5%それぞれ減少した。「十一五(第11次五カ年計画:2006?2010年)」で提出されたSO2排出削減目標を1年前倒しで達成したこととなる。今年は、SO2排出量については2009年比40万トン削減、COD排出量については「十一五」目標の達成を基本に、20万トン以上の削減に極力努める方針だ。

排出削減目標が達成できた背景として、次の3要因が挙げられた。

▽目標責任に対する審査力を絶えず強化してきた

▽排出削減プロジェクト建設と立ち後れた生産力の淘汰において、新しい進展が得られた

▽管理施設の運営に対する監督管理を絶えず強化してきた

2009年の全国における汚水処理能力の新規増加分は1日当たり1330万トン、都市汚水処理能力の新規増加分は2006年来累計で1日当たり4460万トン。同年の脱硫装置付き火力発電ユニット容量の新規増加分は1億200万キロワット、2006年来累計の新規増加分は4億1100万キロワット、うち現在稼働中の脱硫装置付き火力発電ユニット容量の新規増加分は1億8100万キロワット。

環境保護部の周生賢部長によると、環境保護部は、構造的な排出削減、生産過程における排出削減、管理面での排出削減をいっそう推し進め、関連部門と協力し、産業政策や国家から命ぜられた立ち後れた生産力の閉鎖・停止計画を厳格に遂行していく方針という。構造的な排出削減によるCOD排出削減量の新規増加分は20万トン、SO2排出削減量の新規増加分は45万トンと推算されている。また、生産過程における排出削減によるCOD排出削減量の新規増加分は80万トン、SO2排出削減量の新規増加分は100万トンを上回る見通し。

「人民網日本語版」2010年1月26日

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