中国国務院の温家宝総理は5日、第11期全国人民代表大会第3期会議で『政府活動報告』を行い、中国は新しい一年において、革命化、現代化と正規化を統合させる原則に従って、軍隊の全面的建設を強化していかなければならないことを明らかにした。
温総理は、「過去1年において、国防と軍隊の現代化建設には新たな成果が見られた。人民解放軍と武装警察部隊は、国慶節の首都閲兵式や重点地域の安定維持などの重要任務をみごとに遂行し、国の安全と発展の利益を守るために重要な役割を果たしてきた」と述べた。
温総理はさらに、「新しい一年において、情報化の条件下で、局地戦争に打ち勝つ能力を増強していくことを基軸とし、安全に関わるさまざまな脅威への対処能力や多様化する軍事任務を成し遂げる能力を高めていく。軍隊の思想・政治の建設を大いに強化する。現代的な後方支援の全面的整備のペースを速める。国防の科学研究と兵器装備の建設を強化する。軍隊を法律に基づいて厳格に治め、軍隊の正規化のレベルアップに取り組んでいく。積極的かつ着実に国防と軍隊の改革を深化させる。武装警察部隊の現代化建設を強化し、執務能力、突発事件への対処能力、対テロ闘争・安定維持能力を高めていく。国防動員体制や予備役部隊の建設を強化する。各級政府は、これまでどおり国防と軍隊の整備に関心を寄せ、支援し、軍隊と政府、軍人と人民の団結を強固なものにし、発展させなければならない」と語った。
「チャイナネット」 2010年3月5日 |