中国国防部外事弁公室筋によると、2000年いらい、中国は連続5回外国の軍事オブザーバーや中国駐在諸国武官を招いて、中国の軍隊の軍事演習を視察してもらうことになった。外国の軍隊関連者の中国訪問を歓迎するとともに、中国の軍隊はより開放的な姿で対外交流を強化している。

2001年らい、中国の軍隊は前後9回にも外国の軍隊の軍事演習を見学し、国外で外国軍と合同軍事演習を何回か実施した。中国の軍隊はキルギスタン、ロシア、タジキスタンなど上海協力組織の加盟国とともに二国間、多国間のテロ対策合同軍事演習を実施した。パキスタン、インド、タイなどの周辺諸国とは、両国間陸上合同演習、海上合同救援演習を実施した。イギリス、フランス、オーストラリア、アメリカ、シンガポールなどの諸国の軍隊とは海上救援合同演習を実施した。

中国の軍隊は対外軍事交流と協力を積極的に繰り広げ、全方位、広範囲、さまざまなレベルの軍事外交の交流をおこなっている。まもなく実施される「平和使命－2007」という上海協力組織加盟国のテロ対策合同軍事演習は、同組織の加盟国が新しい脅威と挑戦に対応し、地域の安全と安定を維持し、共同の発展と繁栄を促し、「テロリズム、分裂主義、過激主義」を取り締まるなどのために実施される重要な軍事活動であり、国防・安全の分野で加盟国間の協力が新たな段階に入ることを裏付けている。上海協力組織が地域的平和と安定、調和のとれた世界を構築することで果たす重要な役割をも提示するものとなっている。

「チャイナネット」　2007年7月18日