出発を待つ中国の軍用機編隊
上海協力機構の加盟国による「平和の使命ー2007」反テロ合同軍事演習が、8月9日から17日にかけて行われ、1600人の中国の将兵が参加することになっている。
演習は戦略的な交渉が中国の新疆ウイグル自治区の中心地・ウルムチ、実戦演習がロシアで行う段取りになっている。これには、中国、ロシアのほか、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、ウズベキスタンの6カ国が参加している。
現在、中国の参加者と装備が、鉄道を通じてすでにロシアに運ばれ、ヘリコプター編隊も動きを始めている。
中国側の指揮本部の担当者は7月30日、記者のインタビューに応じ、「いかにして非伝統的な安全の脅威に対応するかは、新しい課題である」と述べた上で、「演習は一つの契機で、一連の論理の形成が促される。この成果を上海協力機構6カ国の共同行動に取り入れていく」との考えを示した。
「中国国際放送局 日本語部」 2007年7月31日