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中・米国防相会談、ホットライン設置で合意


  中華人民共和国中央軍事委員会副主席、国務委員兼国防部長の曹剛川上将は5日、米国のロバート・ゲーツ国防長官と八一ビルで会談した。双方は率直で誠意ある実務的な雰囲気の中、世界・地域情勢、両国・両軍関係、その他共通関心事について、幅広く踏み込んだ意見交換を行い、前向きな成果を上げた。

  曹副主席は現在の中・米関係の発展を積極的に評価。「中・米関係はさらなる発展の重要なチャンスを迎えているが、いくつかの試練にも直面している。双方は共に努力し、試練に適切に対処し、両国関係の着実で健全な前進を促していくべきだ」と指摘した。

  台湾問題については「われわれは『台湾独立』分裂勢力が『台湾独立』路線において講じているさまざまな行動とその分裂画策を注意深く見守っている。最大の努力をもって台湾海峡の平和と安定を守っていくが、陳水扁氏が敢えて『台湾独立』の重大事変を起こした場合は、必ずや断固たる措置を講じ、あらゆる代価を惜しまず、国家の主権と領土の保全を断固として守る」と指摘。「米側は約束を適切に履行し、台湾との公的な往来と軍事的な繋がりを断ち、台湾への武器売却を停止し、実際の行動によって台湾海峡地区の平和と安定を守るべきだ」と強調した。

  ゲーツ長官は曹副主席の招待に謝意を表明。両国・両軍関係への前向きな評価に賛同した。また「米・中は共に重要な影響力を持つ大国であり、両国は国際・地域問題において効果的な働きをし、地域と世界の平和と安定の維持に積極的な貢献を果たしている」と指摘。訪問の目的として、対話を深め、共通認識を拡大し、両国の共同利益を促進することを挙げた。両軍関係については「両軍関係の発展基調は前向きなもので、両軍は各分野において交流を強化する重要なチャンスを迎えている」と指摘。台湾問題については、米国政府の「1つの中国」政策に変更のないことを表明した。

  曹副主席とゲーツ長官はその後の共同会見で、会談での合意事項として次の点を挙げた。

  ▽両国防省間にホットラインを設置する。技術上の問題について早急に協議するよう関係当局に促す。

  ▽各レベルの対話と交流を引き続き強化する。

  ▽両軍は人道支援・災害救助演習を実施する。

  ▽両軍は軍事学校・佐官級交流を強化する。

  ▽両国防当局は朝鮮戦争前後に中国で消息を絶った米国人の行方について軍事書類上の協力を開始する。

  ▽両軍は文化面の交流を強化する。 

  写真(1):ゲーツ長官の歓迎式典

  写真(2):会談の模様

  「人民網日本語版」2007年11月6日

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