このほど、中国国防科学技術工業局の孫来燕副局長は、「中国はすでに現代化の国防科学研究システムを構築し、国防科学技術工業には、コアとなる約300の軍事工業化学研究機構、90余りの重点実験室、7カ所の総合的で研究型の大学や数多くの民間機構が含まれている」と明らかにした。
孫来燕副局長によると、この30年、国防分野における科学技術の成果は世界の注目を浴び、中国の科学技術のレベルアップ、国民経済の発展を有力に促進し、関連業界の発展にも助力している。
国防科学技術工業は自主的なイノベーションを重視し、知的財産権を持つ数多くの成果を上げ、兵器、軍事用整備および産業発展のカギとなる技術の難関を突破した。国防科学技術分野の特許数はこの3年、年間46%増になっている。
軍民両用産業の研究開発能力は著しく向上し、デジタル技術が広範囲で使われている。また加工・製造の効率は大幅にレベルアップし、研究・製造の平均周期は以前より3分の2まで縮まった。
すでに百万KWの加圧水型原子力発電所(PWR)のデザイン技術の難関を突破し、大型静止軌道衛星のプラトフォームの研究・製造、新型の地域路線用ジェット旅客機の展開、新世代の大型運搬ロケットの研究・製造、超大型タンカーや液化天然ガス(LNG)船の設計建造技術は掌握している。また材料、ITなどの分野での新興産業の形成や、軍民両用ハイテクの先導的な役割、他産業へのプラスの影響は、国民経済の発展の中で日々重要になっている。
「チャイナネット」 2008年3月28日