李克強・中共中央政治局常務委員(国務院副総理)は11日、北京で行われた国家人口・計画出産委員会兼職委員会議に出席し、「人口・計画出産事業は人民の生活、経済・社会発展の大局、国家と民族の未来に関わる事業だ。我が国の人口・計画出産事業は現在すでに低出産率を安定させ、人口問題の解決を総合的に計画し、人間の全面的な発展を促進する新たな段階に入っており、その任務は一層重みを増している」と強調した。
李常務委員は「計画出産という基本国策を実施して以来、著しい成果を上げ、経済発展と社会進歩を力強く促進し、世界の人口と発展の事業にも重要な貢献を果たしてきた」と指摘。「わが国は世界最大の人口を抱える発展途上国であり、依然として人口の多さ、経済発展の水準と人口1人当たり資源量の少なさがベースの国情となっている。今後10数年間もわが国の総人口は毎年平均800万人前後の増加を続ける。人口問題は全面的に協調した持続可能な発展を長期間にわたり制約する重大な問題となる。私たちはこれに対しはっきりとした認識を持ち、低出産率の安定化と人口問題解決の総合的な計画を重大な戦略任務とし、長期的・均衡的な人口の発展を促し、人口の安全を確保し、人間の全面的な発展を促進し、人口大国から人材資源強国への転換を推し進めなければならない」と強調した。
「人民網日本語版」 2008年09月12日