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温総理、有毒粉ミルクを飲んだ乳児への無料診察を要求
発信時間: 2008-09-23 | チャイナネット

温家宝総理は21日北京で、「 メラミンが混入された粉ミルクを飲んだ乳児に対し、無料で 診察を行わなければならない。費用は政府が支払う」と表明した。

21日、温家宝総理一行は北京児童医院に向かい、医療関係者に対し「真剣かつ忍耐強く、行き届いた診察を行い、責任ある態度で全ての乳児患者を見つけなければならない。一旦発見すれば、治療を急がなければならない。同時に、親を慰めることも重要だ」と強調した。

その後、温家宝総理は北京市のある団地に赴き、地元の住民たちに対し、「当面の急務はこのようなことが再発するのを防ぐことだ。今回の事件で、政府の監督管理不足、一部企業の道徳に背くやり方を暴露した。これらの企業に対し、政府は容赦なくその責任を追及し、厳しく処理する」と述べた。

また、温家宝総理は長安デパートのスーパーを視察した際、食品の安全情報の公開が目につかないことに気づき、デパート側に対し「問題のある粉ミルクを全部撤回し、有毒粉ミルクに関する資料を分かりやすいところに貼り付けるよう」要求した。

「中国国際放送局 日本語部」より2008年9月23日

 

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