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中国代表、軍縮と不拡散を国際社会に呼びかける
発信時間: 2008-10-08 | チャイナネット

中国代表団の団長を務める王群特命全権軍縮問題大使は6日、国際的な安全保障問題で合意を結集し、軍備抑制・軍縮・不拡散プロセスを推進するよう国際社会に呼びかけた。

王大使は同日、第63回国連総会で軍縮・国際安全保障問題を担当する第1委員会の一般討論で発言し、「平和と安定を維持し、発展と協力を促すことは、今もなお国際社会共通の訴えとなっている。各国共に国際的な軍備抑制と不拡散の推進を望んでいるが、その方向と具体的な道筋についてはまだ全面的な合意に至っていない」と述べた。

王大使はまた「世界の安全保障を促進し、合意を結集し、国際的な軍備抑制・軍縮・不拡散のプロセスを改めて活性化させるため」、以下の点で努力すべきと提言した。

▽相互信頼・互恵・平等・協力によって、各国共通の安全保障を促進し、平和と安定への脅威を根源から取り除く。

▽全世界の戦略的な安定の維持に尽力し、核軍縮を不断に推し進め、世界の安全保障における核兵器の役割を引き下げる。

▽不拡散については、根本的な対策と個別対策の並行、対話による問題の解決を堅持する。

▽多国間主義を堅持し、国際的な軍備抑制・軍縮・不拡散に関する現有の体制を維持・強化し、従来型の多国間軍備抑制・軍縮機構を再興する。

王大使はさらに「中国は平和発展路線を堅持し、独立自主の平和外交政策と防御的な国防政策を遂行する。中国は国際システムの参与者にして建設者であり、世界の軍備抑制・軍縮・不拡散の擁護者にして推進者である。中国はこれまで世界の安全と多国間軍備抑制への責任や義務を回避したことはなく、朝鮮半島と北東アジア地域の平和と安定に力を尽くしてきた。各国の共同努力の下で、6カ国協議と朝鮮半島の非核化はいくつかの新たな進展を得たが、同時にいくつかの困難にも直面している。中国はこれまでと同様に関係各国との緊密な調整と協力を維持し、朝鮮半島の非核化に向けた新たな進展を促し、朝鮮半島と北東アジア地域の平和・安全・安定を維持していく」と指摘した。

イラン核問題については「中国は一貫して対話による解決を主張し、外交努力に積極的に参加してきた」と述べた。

「人民網日本語版」 2008年10月08日

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