19日に行われた中国海監総隊の設立10周年の記者会見によると、中国沿岸の全1万8千キロにおよぶ海岸線に対しては現在、中国海監の部隊による警備が行われている。中国管轄の全300万平方キロの海域に対しても、同部隊によるパトロールが定期的に行われている。海洋の開発・利用の秩序を守り、海洋の生態環境を保護し、海洋資源の権益侵犯を防止するためだ。
中国海監部隊による取り締まりは現在、1万8千キロにおよぶ中国の海岸線をカバーしている。海監部隊の隊員数は総勢8千人近くに及ぶ。
中国海監総隊の孫書賢・常務副総隊長によると、中国海監は現在、取り締まりのための装備を不断に強化しており、9機の飛行機と200隻余りの船艇を持つ。さらに海や空からの目標物に対する高性能で遠距離の監視システムや、音声や映像を伝送するブロードバンドの地上システムも整備され、中国全海域の海と空に対する立体的な遠隔監視をリアルタイムで行う能力を持っている。
「人民網日本語版」2008年10月20日