外交部の定例会見で23日、秦剛報道官が記者の質問に答えた。
――「チェンマイ・イニシアチブ(CMI)」を拡充して多国間通貨スワップ制度を構築すべきとの提案への中国の立場は?これは今週のアジア欧州会議(ASEM)首脳会合でも議題となるか?
東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(中日韓)の枠組で、外貨準備をプール化する構想のことだと思う。おっしゃる通りで、これはASEANプラス3の枠組でCMIを多国間に拡充する措置だ。関係各国はこの構想についてすでに基本的な合意に至っている。国際金融情勢に動揺が生じたり、外貨の流動性に困難が生じた場合に、喫緊の課題を解決し、困難を抱えた国々を支援することが主な目的だ。中国はこれに前向きだ。関係各国と協議を継続していきたい。
「人民網日本語版」 2008年10月24日