「投資促進、共同発展」をテーマとしたアジア欧州会議(ASEM)投資促進機関の円卓会議が10月22、23の両日、広西チワン族自治区南寧市で開催された。国連貿易開発会議(UNCTAD)のスパチャイ・パニチャパック事務局長、中国商務部の高虎城・副部長およびASEM加盟国からの代表110人あまりが同会議に出席した。会議は23日、「アジア欧州投資促進センター設立に関する提案書(南寧提案)」を審議通過、アジアと欧州の投資協力が本格的に推進されることとなった。
今回の円卓会議は、16ある第5回中国・アセアン博覧会専門フォーラムのひとつで、「10+1会合(アセアン加盟10カ国+日本、中国、韓国のうち各1カ国の会合)」以外の国際会議と協力機構を、中国・アセアン博覧会に初めて組み入れた。
会議では、アジアと欧州は投資分野で新しいチャンスと課題に直面していることを認識、第1回ASEM経済閣僚会合で審議通過した「投資促進行動計画」の着実な履行を目指し、「アジア欧州投資促進センター」の設立が提案された。これにより、会議は「アジア欧州投資促進センター設立に関する提案書(南寧提案)」を審議通過させた。
「南寧提案」において提出された同センターの主要任務は以下の通り。
▽「投資促進行動計画」を着実に遂行する。
アジアと欧州の投資促進機関、政府の投資主管部門、投資商業団体にトップ層レベルの対話プラットフォームを提供し、相互理解を促進する。健全なアジア欧州投資システムを構築するため、アジアと欧州の経済的繁栄に対する貢献を促す。
▽合理的でより完備された多角的な投資環境の形成を推進する。
投資パートナーを求める段階や実施プロセスにおいて、投資機関が「共勝ち(ダブルウィン)」を得られるようサポートし、より多くの投資チャンスを創造し、アジア・欧州における政治・経済・社会の調和的発展を実現させる。
「人民網日本語版」 2008年10月24日