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中ロ首相定期会談がロシアで開催
発信時間: 2008-10-29 | チャイナネット
中ロ首相会談
 温家宝総理とロシアのプーチン首相は28日、13回目となる中ロ首相定期会談をモスクワで行った。両首相は各分野の実務協力や関心を共有する重大な国際・地域問題について突っ込んだ意見交換を十分に行い、幅広い合意に達した。

 温総理は「現在、国際情勢には深いレベルの複雑な変化が生じている。国際金融市場の変動は世界経済、さらには国際システムにまで深刻な衝撃をもたらし、エネルギー・食糧安保の問題は日増しに先鋭化している。こうした背景の下で、中ロの戦略的協力パートナーシップを強化することは、両国の共通利益、世界の平和と安定を守るうえで重要な意義を持つ」と指摘した。

 プーチン首相は「両国の相互信頼、これが中ロ戦略的協力パートナーシップのハイレベルでの不断の前進の決定的な要因だ。ロシア側は中国側と共に、両国間の各種制度の機能を存分に発揮させ、重大な問題における協調と協力を強化し、各分野の友好交流と実務協力をさらに推進することを望んでいる」と述べた。

 両首相は両国間の各分野での実務協力の急速な進展に満足を表明し、▽互恵互利の原則に基づき、引き続き貿易構造を改善し、機電製品貿易を拡大し、投資協力を着実に推進、貿易秩序の規範化に力を入れ、生じた問題を適切に解決し、経済貿易協力の質と水準をさらに高める▽宇宙・航空・新素材など科学技術の優先発展分野の協力を強化し、研究成果の産業化を加速し、科学技術のイノベーション能力を共同で高める▽中ロエネルギー交渉制度の役割を十分に発揮し、石油・天然ガス・電力・原子力の協力を引き続き推進する▽「ロシアにおける中国語年」「中国におけるロシア語年」「中国文化フェスティバル」などの成功に力を入れ、青少年交流を奨励し、人と文化の協力を全面的に推進する▽両国の地方発展戦略を積極的に協調させ、国境を跨るインフラ建設を加速し、国境貿易を促進し、隣接地区の経済発展を導く▽引き続き国際・地域問題における協調と協力を強化し、上海協力機構の発展に共同で尽力し、地域と世界の平和・安定の維持に一層の貢献を果たす――ことで一致した。

 会談後、両首相は「第13回中ロ首相定期会談共同コミュニケ」に署名し、貿易・エネルギー・科学技術・金融・国境貿易などの協力文書の調印式に臨んだ。

 「人民網日本語版」2008年10月29日
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