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中ロ戦略的パートナーシップはかつてない水準に
発信時間: 2008-10-29 | チャイナネット

温家宝総理が27日、ロシア公式訪問を開始した。「第13回中ロ首相定期会談」に臨む予定だ。双方の共同努力の下で、中ロの戦略的協力パートナーシップは、かつてない高水準に到達し、かつ安定した健全な発展の軌道に乗っている。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

中ロ戦略的協力パートナーシップは今年も安定的に推移し、かつ加速度的に発展した。胡錦涛国家主席とメドベージェフ大統領は3回会談し、新情勢下の中ロ関係と各分野の互恵協力の推進に力強い推力を与えた。

メドベージェフ大統領が今年5月、就任後わずか半月で最初に訪問した国が中国だったことは言及に値する。中ロ戦略的協力パートナーシップの高水準性・特殊性・戦略性・堅牢性が行動で示されたのだ。

中ロ関係に今年起きたもう1つの重大な出来事は、歴史の遺物である国境問題を両国が徹底的に解決したことだ。10月14日、中ロ両国の代表は黒瞎子島(ロシア名:大ウスリー島)で、東部国境標識の除幕式を行った。国境問題の解決は「中ロ善隣友好協力条約」の具体的な実行であり、両国の相互信頼が一層深まり、協力関係の発展における障害が除去されたことを示した。

今年5月、四川大地震の発生後、ロシアは中国の災害救援活動を全力で支援した。ロシアは世界で最初に被災地に救援物資を送り、また救援隊と医療隊を派遣した国であり、これによって中国人民に対するロシア人民の深く厚い友情が存分に示された。さらにロシアは被災地の児童をロシアでの療養にも招き、人々の心には世々代々の中ロ友好の理念がさらに深く浸透した。

国際問題においても、中ロの戦略的協力は深まり続けている。「重大な国際問題に関する中ロ共同声明」の発表は、両国が国際舞台で緊密に協調・協力し、共通利益と世界の平和・安定を守る上で、重要な役割を発揮している。

経済貿易面でも、中ロ協力は持続的で急速な発展の新たな時期に入り、両国間の投資規模は徐々に拡大し、経済・技術協力は日増しに活発化している。両国の指導者が定めた、2010年までに中ロ貿易額を600億~800億ドルに引き上げるとの目標の期日通りの達成に向けて、堅固な基盤が固められた。中国税関の統計では、中ロ貿易額は昨年、過去最高の482億ドルに達した。今年は1~9月だけで昨年同期比23%増の430億ドルに達しており、年内に500億ドルを突破する見込みだ。

両国の指導者は両国間のエネルギー協力を非常に重視している。胡錦涛主席とメドベージェフ大統領が共同提唱した「中ロ副首相級エネルギー交渉代表会合」は7月に第1回会合が開かれ、両国のエネルギー協力が新たな段階に入ったことを示した。

科学技術分野でも中ロ協力は実り多い成果を上げている。有人宇宙飛行分野での両国の協力と交流は互恵的なものだ。有人宇宙船「神舟7号」での協力の成功は、両国が深いレベルの協力をさらに展開する上で、プラスの環境を創出した。

人的・文化的協力や地方間協力の実施も順調だ。両国は2009年に中国で「ロシア語年」、2010年にロシアで「中国語年」を催すことを決定した。これらの活動を成功させるため、両国は準備作業の調整にあたるハイレベルの国家組織委員会の設置を決定した。

中ロ戦略的協力パートナーシップは12年間の発展を経て、堅固な相互信頼の基盤、整った協力制度、豊富な戦略的内容を備えるに至った。「中ロ首相定期会談」は、中国の対外協力において、最もハイレベルで、最も整った組織構造の、最も幅広い分野に及ぶ協議制度だ。「第13回中ロ首相定期会談」は、両国の善隣友好と互恵協力の深化、中ロ戦略的協力パートナーシップの包括的で健全な発展の推進に重要な役割を発揮することだろう。

「人民網日本語版」2008年10月29日

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