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米大統領選の4大注目点
発信時間: 2008-11-05 | チャイナネット

世界各国が注目する米大統領選は4日、順次投票が行われた。米国の専門家は、今回の大統領選挙には、鍵を握る州の投票締切り時間と結果の他に、次の4つの注目点があると指摘する。

(1)投票率

米大統領選の投票率はこれまでずっと高くなかったが、今年は大幅に伸びる見込みだ。アメリカン大学の米国有権者研究センターは、投票者は1億3500万人、投票率は65%近くと、1960年以来最高の水準に達すると予測する。だが問題は、オバマ氏を支持する若年層や黒人層と、マケイン氏を支持する伝統的な共和党員のうち、待ち時間の余りの長さに投票を放棄する有権者はどちらの方が多いかだ。投票率が大幅に伸びるか否か、それがどちらの有利になるかが、1つの注目点となる。

(2)出口調査

米国では各大統領選の投票日に、各メディアが出口調査を基に先を争って選挙結果を予測する。04年の大統領選では不完全な出口調査が原因でいくつかのメディアが予測を誤った。こうした事態の再発を防ぐため、CNN、ABC、CBS、NBC、FOXニュース、AP通信で構成される「大統領選後出口調査連盟」は、すでに2年前に、米東部時間午後5時(北京時間5日午前6時)前には出口調査のデータを発表しないことを取り決めた。

(3)両院選

大統領選の投票日には、大統領と副大統領の他に、上院選(35人改選)と下院選(435人全員改選)も行われる。現在議会を抑える民主党の勝利は様々な兆しから明らかだが、民主党がどれくらいの勝利を収めるかによって、大統領選の投票結果にも影響が出てくる。再選を狙う上院共和党トップのマコネル氏らが議席を保持できなかった場合、民主党の議席は絶対多数の60議席まで伸びる可能性がある。この結果は、まだ投票中の州の投票感情に大きな影響を及ぼすだろう。

(4)大統領選の膠着

鍵を握る州の投票の過程や結果について争議がある場合、同日中には結果を発表できず、大統領選は膠着局面に陥る。投票機の故障など技術的な問題も、選挙結果の発表を遅らせるおそれがある。専門家は、今年は投票者数が大幅に増加し、接戦州も増加するため、こうした情況が生じる可能性も高まると指摘する。歴史的に見て、問題が生じる可能性が最も高いのはオハイオ州とフロリダ州だ。

「人民網日本語版」2008年11月5日

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