ホーム>>政治>>国内政治動向
中国の報道官制度は日に日に改善
発信時間: 2008-11-07 | チャイナネット

(1)5年の「苦難の道」を歩んだ政府情報公開

中国政府の情報公開が不断に進むと同時に、外交部の姜瑜報道官や公安部の武和平報道官など報道官も、特殊なポストとして幅広く注目されるようになっている。彼らはこれらの部の「代弁者」となり、人々に情報を発表し、政府活動を監督させる役割を担っている。蔡武・前国務院新聞弁公室主任はかつて報道官について「内外メディアの中国報道における案内役であり、政府情報公開の推進に重大な責任を負い、長い道程を歩む」と語った。

■5年の「苦難の道」を歩んだ政府情報公開

2003年、SARS来襲。記者会見がタイムリーに行われなかったことから、短時間の情報の空白が民衆にパニックを引き起こし、デマが蔓延。国民経済は甚大な損失を蒙り、政府のイメージも深刻な影響を受けた。

苦しみが過ぎた後に、苦しみを思い出して教訓を汲み取る。中国政府は情報公開の重要性を明確に認識し、この時より記者会見と報道官制度の整備を全面的に推し進め始め、情報公開条例の制定にも着手した。

2007年、温家宝総理が署名した「中華人民共和国政府情報公開条例」が国務院492号令により公布された。これは今年5月1日より正式に施行された。

2008年、記者会見と報道官制度の全面的な推進の開始から5年。すでに中国政府は、情報公開の面で全く新しい姿を見せている。

5月12日に四川大地震が発生すると、その翌日より国務院新聞弁公室と四川省政府は毎日1回記者会見を開いた。被災情報に関するタイムリーで透明な報道に、多くの海外メディアが目を見開いた。

北京五輪中は、五輪メインプレスセンターで毎日30回余りの記者会見が開かれ、北京国際メディアセンターでも経済や環境などの重要問題について連日記者会見が開かれ、「情報公開、ニュースの透明性」という国際社会への厳粛な約束が果たされた。

1   2   3    


  関連記事
  同コラムの最新記事

· 馬英九氏、海協会の陳雲林会長一行と会見

· 中国国民党主席、「国共両党が本土と台湾の交流で重要なパイプに」

· 台湾親民党首、会談は両岸関係の新時代を開いた

· 温総理、中国科学院高エネルギー物理所を視察

· 海協会と海基会、4つの協議に調印 「三通」に大きな進展(動画)