台湾を訪問している中国海峡両岸関係協会の陳雲林会長は6日夜、台北で「両岸関係の平和発展の前途は必ず明るいものになる」と表明した。これは陳雲林会長が中国海峡両岸関係協会の主催による答礼レセプションの席上で発表したものである。
陳雲林会長は「われわれはここ100年来、台湾同胞の境遇を深く理解し、両岸関係の発展について、一部の台湾同胞が我々と違う考えを持っているが、彼らと誠意をもって交流していきたいと思う。台湾人民の利益と密接にかかっている経済問題や生活問題を解決し、相互の信頼関係を深め、話し合いにより意見の相違をなくし、協力により対立をなくすことに基づくことで、両岸関係の平和発展の前途は必ず明るいものになると信じている」と語った。
陳海協会長は、台湾側の対中国窓口機関である海峡交流基金(海基会)の江丙坤会長の招きで3日より訪台し、陳・江両氏は中台間での航空チャーター便の増便、海路直航便の解禁 、郵便の直接配達 、食品安全問題での情報共有システムの確立など4項目で調印し、また、大陸住民の台湾観光手続きの改善や商工業、航空運送、金融などの面での両岸協力についても合意に達している。
「中国国際放送局」日本語部より2008年11月7日 |