朝鮮赤十字会中央委員会は平壌で12日、板門店の赤十字会連絡代表部を閉鎖し、朝鮮側の人員を呼び戻し、板門店を通る朝韓直通電話を全て切断すると宣言した。南北通路の閉鎖に引き続き、朝韓関係について朝鮮が12日に取った2つ目の措置となった。新華社が伝えた。
南北の軍事境界線
板門店での韓国憲兵(前)と朝鮮人民軍軍官(2007年10月4日撮影)
朝鮮中央通信は同日、赤十字会の声明を引用し、「韓国当局が共同提案国としてこのほど、朝鮮にかかわる『人権決議案』を第63回国連総会に提出し、朝韓首脳が過去に調印した2つの宣言(南北共同宣言と南北首脳宣言)を支持するという内容を決議案から削除したことは、朝鮮の尊厳と体制に対する『真っ向からの挑戦』『重大な挑発行為』であり、2つの宣言を全面的に否定する行為である。このことは、韓国当局の朝鮮に反対する活動がすでに『狂気に満ちた危険な段階』に達したことを示している」と報じた。声明はさらに、「朝鮮はこの状況を受けて、今回の措置を取らざるを得なかったのであり、これによって引き起こされる結果の全責任は韓国当局が負うものだ」としている。 「人民網日本語版」2008年11月13日
|