外交部は12日、1961年から1965年までの外交文書を国内外に向けて正式に公開した。周恩来総理(当時)によるアフリカ14カ国歴訪や中ソ両共産党によるイデオロギー論争などの重大な歴史事件にかかわるものを含む4万1097件が公開され、この時期の外交文書の公開率は70%に達する。
外交部は04年以来、4万1千件余りの文書を2回に分けて公開してきた。今回公開された文書の数は過去の2回を大きく超えた。
公開された文書の中には、中国が先進国との関係を積極的に改善し、双方の経済・貿易・文化の交流をより発展させた際の文書も含まれている。そのうち主なものとしては、▽フランスと国交を樹立し、西側の大国との関係を打開した際の文書▽中米両国によって連続的に行われた大使級会議(第103回~第128回)の対話を記録した文書▽1962年に調印された備忘録貿易協定、常駐事務所の相互設置や常駐代表の任命、日中記者交換などを定めた合意書など、中日関係が「民間によって政府を促す」ことで発展した状況を示す文書――などが挙げられる。
外交文書の公開以来、その閲覧者は延べ3400人余りに達し、そのうち延べ700人余りは外国人となっている。
「人民網日本語版」2008年11月13日 |