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陳雲林会長台湾訪問の6つの成果
発信時間: 2008-11-13 | チャイナネット

国務院台湾事務弁公室の範麗青・報道官は12日の定例記者会見で、「陳雲林会長(海峡両岸関係協会)による台湾訪問は満足できる積極的な成果を上げた。これら重要な成果は、大陸部と台湾の直接的な『三通(郵便・通商・通航)』の進展を力強く促し、両岸(大陸部・台湾)の同胞に現実的な利益をもたらし、両岸関係の平和的発展に新たな原動力を与えるものだ。両岸の同胞の多くはこれを高く評価しており、国際世論も積極的な評価を与えている。今回調印された4つの協定が実現されるに従い、両岸の人々の往来と交流はますます盛んとなり、両岸の経済協力はさらに深まり、両岸の同胞の気持ちはもっと打ち解けていくだろう」と述べた。範報道官は、記者の質問に次のように答えた。

――陳雲林会長はこのほど、海峡両岸関係協会の代表団を率いて台湾を訪問し、海峡交流基金会と4つの協定を調印した。大陸部側として、陳会長の今回の訪問をどう評価しているか。

陳会長の今回の台湾訪問は国内外の高い評価を得ている。海峡両岸関係協会のトップとして初めて台湾を訪問し、台湾指導者とも初めて会談した。両会(海峡両岸関係協会・海峡交流基金会)による協議の制度化を大きく進展させ、両岸関係の推進はまたも重要な一歩を踏んだ。

陳会長による台湾訪問は満足できる積極的な成果を上げた。その成果は主に次の6点にわたる。

(1)航空直航便・海上直航便・郵便協力・食品安全の4協定に署名した。

(2)両岸の金融・工商・海運に関する座談会を開催し、現在の国際金融危機に対処し両岸の金融協力と経済協力を強めるための現実的な手段を検討した。

(3)大陸部住民の台湾旅行を改善する措置について話し合い、大陸部住民の台湾旅行を促進する方法を提案した。

(4)大陸部からのパンダとハンカチノキ、台湾からのタイワンカモシカとハナジカの交換を完了し、台湾へのパンダ贈呈が3年余りも引き伸ばされてきた事態を解決した。

(5)両会協議の今後の議題を定め、両会の連絡と交流を強化するための計画を立てた。

(6)台湾各界の人々と会い、理解と友好を深めた。(編集MA)

「人民網日本語版」2008年11月13日

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