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胡錦濤主席がG20金融サミットで講演 4つの改革措置を主張
発信時間: 2008-11-16 | チャイナネット
 
 胡錦濤国家主席は15日、米ワシントンで開かれている20カ国・地域(G20)の金融サミットで、「協力を通じて共に困難な局面の打開を」と題する基調講演を行い、現在の世界的な経済・金融危機に対し、次の4つの改革措置を打ち出した。

 (1)国際金融管理に関する協力を強化し、国際監督システムを整備し、評価機関の準則を確立。世界の資本流動の監督に力を入れ、各金融機関と仲介組織の監督を強化し、金融市場とその商品の透明度を高める。

 (2)国際金融機関の改革を推進し、国際金融機関の政策決定層の選出メカニズムを改革し、発展途上国の国際金融機関における代表性と発言権を高め、世界範囲の、特に主要国際金融センターの早期警報システムをできるだけ早く構築。国際金融機関内部の管理構造を改善し、(経済・金融)危機に対応するリアルタイムで有効な救済メカニズムを構築し、国際金融機関の適切に職責を履行する能力を高める。

 (3)地域的な金融協力を促し、流動的な相互協力の能力を強化し、地域的な金融インフラ施設の建設を進め、地域の資金救済メカニズムの役割を十分に発揮する。

 (4)国際通貨システムを改善し、国際通貨システムの多元化を着実に進め、世界の貨幣体系の安定を共同で支える。

  「人民網日本語版」2008年11月16日
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