胡錦涛国家主席は15日アメリカの首都ワシントンで、イギリスのブラウン首相と会見した。
席上、胡錦涛主席は、「世界中に広がっている国際金融危機に対処するには、国際社会が、自信を強め協力を緊密にし、共同で応対すべきだ。現在、3つの問題を重点的に解決しなければならない。第1に、有効な措置を取ることによって、危機の拡大を防ぎ市場への自信を取り戻すこと。第2に、金融危機による実体経済への損失を減らし、全世界規模での経済衰退を防ぐこと。第3に、国際金融システムの改革を推し進め、類似の危機の再発を防ぐことだ」と語り、「各国が共に努力し、サミットで決定した目標を実行し、世界経済の発展を実務的に促進していく」ように呼びかけた。
一方、ブラウン首相は、「今回のサミットは、世界各国が協力を強化することによって、共同で国際金融危機に取り組む姿勢を世界に証明した。我々は、中国が提案した内需拡大と経済発展促進の措置に賛同している。双方が金融危機の対応で共同の利益を持っている。両国が、協力を強め、国際社会とともに、世界金融情勢の悪化を阻止するよう期待している」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より2008年11月16日 |