人力資源・社会保障部によると、中国共産党中央と国務院は、2009年1月1日から企業を定年退職した人の基本年金を、2008年の基準より10%引き上げると決定した。年金の引き上げは2005年から連続5年。
今回の引き上げは、2008年12月31日前に定年退職した人が対象。引き上げ幅は、各地の企業を定年退職した人の基本年金の約10%前後だ。
原則としては均一調整と特別調整をあわせて行い、早くに定年退職した人や、年金の少ない人には上げ幅を拡大する。具体的には、各省、自治区、直轄市政府が地元の状況に基づいて実施案を制定し、人力資源・社会保障部と財政部に報告したあと、財政部が批准して実施する。
各地の労働保障部門と財政部門はこれらの作業を急いでおり、来年1月26日の春節前に、企業を定年した退職者が調整後の年金を受け取ることができるようにする。
「チャイナネット」2008/11/20