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中国・EU首脳会議の延期について
発信時間: 2008-11-27 | チャイナネット

外交部の定例会見で26日、秦剛報道官が記者の質問に答えた。

――中国側は12月初めにフランスで開催予定だった第11回中国・EU首脳会議の延期をEU側に通告したのか。中国側の今回の決定は、フランスのサルコジ大統領がダライ(ダライ・ラマ14世)と面会すると発表したことが理由か。EUは本日の声明で、中国と戦略的パートナーシップを引き続き発展させ、緊密な協力を強化していく考えを表明した。一方でフランス政府報道官は、サルコジ大統領が近くダライと面会する予定に変更はないとしている。これについてコメントは。

中国は12月初めにフランスで開催予定だった第11回中国・EU首脳会議を非常に重視し、またこれに向けて積極的な努力を払い、多くの準備作業を進めてきた。だが先日、EU理事会の議長国であるフランスの指導者が、中国・EU首脳会議の後でダライと面会すると公然と高い調子で発表した。これは直ちに、中国政府と中国人民に強い不満を引き起こした。

西蔵(チベット)関連の問題は中国の主権と領土保全に関係し、中国の核心的利益に触れるものだ。私たちはダライがいかなる身分で他国に赴き中国を分裂させる活動に従事することにも断固反対するし、外国の指導者がダライといかなる形の接触を持つことにも断固反対する。

中国側は中仏と中国・EUの関係を守るために、辛抱強くフランスへの働きかけを重ねてきた。フランス側が西蔵関連の問題を適切に処理し、中国・EU首脳会議に必要な環境を整えることを希望する。非常に遺憾なことに、対仏・対EU関係を守るための中国側の努力にフランス側は積極的に応えず、すでに中国・EU首脳会議はあるべき良好な雰囲気を失い、所期の目的を達成するすべもなくなってしまった。こうした状況の下では、中国・EU首脳会議は延期せざるを得ない。

現在の状況をもらたした原因と責任は中国側にはない。それでも中国側は中仏と中国・EUの関係の積極的な発展への決意と既定の政策を変えず、なお長期的視点に立ち、相互尊重と対等な付き合いの原則を基礎に、EU側と共に努力して、中国・EU関係の健全で安定した発展を引き続き促していくことを望んでいる。

中国は中仏関係を高度に重視し、かつ両国関係の発展のためにたゆまず積極的な努力を払っている。私たちはフランス側が大局を重視し、中国側の重大な懸念を適切に重視し、これを適切に処理して、中仏関係の安定と発展を守るために環境を整えることを望む。

「人民網日本語版」2008年11月27日

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