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揺るぎない中国の民族区域自治制度 |
発信時間: 2008-12-04 | チャイナネット |
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ダライ・ラマ14世はこのほど、「西蔵(チベット)民族の名実共の自治実現に関する意見」を発表した。その中心的な内容は▽まず、蔵(チベット)族の居住区すべてを統一された自治体系のもとに組み込むこと▽次に、中央政府の干渉を受けない自治権力を持つこと――を要求し、この要求が中国憲法と民族区域の自治法に符合するものだとしている。筆者はこれにあまり同意できない。 ▽統一と自治の正しい結合の堅持に向けて 中国の民族区域自治制度はその他の国を模倣したものではなく、中国の国情に根ざして創造されたものだ。この制度には以下の特徴があると考える。 (1)国の統一指導者のもとにおける民族区域自治の実施は統一と自治の有機的結合である。中国の民族区域の自治法には、「民族区域自治は国の統一指導者のもと、各少数民族の居住区で区域自治を実施し、自治機関を設立し、自治権を行使する」と規定している。統一と自治は民族区域自治の核心であり、中国の政治体制の特徴と長所でもある。両者を有機的に統一してこそ、この制度のメリットが発揮できる。ダライが要求する中央政府との「権力分配の明確化」は国の統一指導者と民族区域自治を完全に対立させ、憲法と自治法の基本原則には根本的に相容れないものだ。 (2)中国の民族区域自治は民族・地域・政治・経済・歴史・現実の要素を統合したものだ。漢族と少数民族がひとつの行政区域に共存することで、互いに学び、不足を補い、共に発展することができる。例えば、1947年に成立した内蒙古自治区では蒙古(モンゴル)族の総人口は約20%にすぎないが、それでも自治区が誕生した。単に人口比率だけでなく、歴史的な状況、民族関係、協力発展などの要因を踏まえている。中国の民族区域自治制度が正しく、成功していることは過去の例で証明されている。このように多民族が調和をもって共存している状態は非常に貴重なことだ。ダライの「意見」のように、単純に民族でもって線を引けば人的に民族蔑視や民族隔離を生むことになるのではないだろうか。 (3)今後、民族区域自治の実施と民族団結の促進は一段と緊密になっていくだろう。新中国(中華人民共和国共和国)成立、特に改革開放以来、共産党と国は一連の特殊な政策を打ち出し、少数民族と民族地区は急速に発展した。このことは中国の民族区域自治制度と政策が各民族の人々の根本的な利益を体現していることを十分に説明している。ダライの「意見」はチベット族の権利だけを唱え、その他の民族は全く目に入っていない。西蔵自治区の各民族が大きな発展と進歩を遂げたことには一言も触れず、西蔵の各民族の根本的な利益を促進する上で何らプラスとならないいわゆる「名実共の自治」という空論をもてあそんでいる。 ▽揺るぎない民族区域自治制度の堅持に向けて 民族区域自治は中国が民族問題を解決する基本的な政治制度であり、計り知れない優位性を持っている。 第一に、少数民族が民族内部の事務を自主管理する権利を保障し、国家を統一するのに役立つ。 第二に、平等に団結して助け合う、調和の取れた社会主義における民族関係を保護・発展させ、民族同士の協力が必要な中国の国情に見合っている。 第三に、各民族の共同発展・繁栄の促進に役立つ。各民族の共同発展・繁栄は社会主義における民族政策の根本的な立場だ。新中国成立、特に改革開放以来、共産党と国は少数民族と民族地区の発展にプラスとなる一連の政策を実施し、民族自治区は比較的速い経済成長を遂げ、各民族の共同発展、共同繁栄を力強く促進してきた。 「人民網日本語版」2008年12月4日 |
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