何亜非・外交副部長は16日、ソマリア沖の海賊問題に関する国連安保理の閣僚級会合で、近く軍艦をソマリア沖に派遣して護衛活動に参加することを積極的に検討すると表明した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
何副部長はソマリア沖海賊の取締りに関する第1851号決議の採択後の発言で、「中国はソマリア沖海賊の取締りで国際社会が効果的な協力を行うことを歓迎し、国際法と安保理決議に基づき軍艦を派遣してソマリア沖海賊を取り締まろうとする関係国の努力を支持する。中国は護衛活動に参加するためアデン湾およびソマリア沖に近く軍艦を派遣することを積極的に検討する」と述べた。
何副部長はソマリア沖での海賊行為の取締りについて▽安保理を中心に国際平和・安全の維持における国連の中核的役割を発揮し、各国のソマリア沖海賊取締り活動を効果的に調整する▽国際社会は海賊行為の取締りにおいて国際法と安保理決議を厳格に遵守する▽国際社会は総合的な戦略を策定し、政治・軍事・経済・外交・司法の各面で力を合わせてソマリア問題の総合的解決を推進する▽国際社会はソマリアの自己能力強化を支援するとともに、域内協力を実施するーーことを主張した。
「人民網日本語版」2008年12月17日 |